蒼き鋼のアルペジオは連載にも多くの戦艦名を持つメンタルモデルが登場するのですが、アニメでは「イオナ」のほか、「ヒュウガ」「タカオ」「キリシマ」「ハルナ」、イオナと姉妹鑑の「400」「402」、「マヤ」「コンゴウ」が登場します。
1話ではイオナ1艘だけだったのに、敵として出会ったのに行動を共にすることになった「タカオ」「キリシマ」「ハルナ」、イオナを溺愛する「ヒュウガ」、ハルナとキリシマを助けてくれたデザインチャイルド「刑部蒔絵(おさかべまきえ)」と10話に入る頃には、にぎやかになったものだなと思いながら「あと3話かー」と見ていました。
タイトルが「その身を捧ぐ」とあったので、どのような内容になるかと思ったら感動して涙腺が緩みっぱなしの回でした。
9話の最後で、イオナの姉妹鑑である「400」「402」の攻撃で潜水艦に大きな穴(パージ)が開いてしまい海底に沈んでいくイ401・・・ED曲も流れない回でした。
10話のOP曲も無く9話の続きで海底に沈んでゆくイ401.。401のナノマテリアルのイニシャライズが書き換えられてしまい自己修復プログラムが機能しない。艦のメンタルモデルであるイオナと(イオナをおいて)脱出できなかった群像との2人だけが海底に沈んでいくシーンが続きます。沈んでいく間にも生命維持機能が低下していくイ401。
群像は生きることをあきらめ、イオナだけでも生かすことをイオナに希望する。
以前の感情を持たないイオナであれば、群像を切り捨てて身を守ったのでしょうが、1-10話の間で感情というものを理解できるようになってきたイオナには群像を切り捨てることが出来なくなっていました。
「生命維持に必要な機能を全てカット。生きろ,イオナ…」
ここで群像の手がパタッと落ちたので「え!!主人公死んだ!?」と思ってしまいました。
「いや あたしは 一人になりたくない」
群像たちに出会うまで一人きりだったイオナの心情の変化を表す言葉でしたね。
ここでイオナと群像を探すタカオたち。
探知でようやく発見したとき、群像を守るためだけに形体を変えたイ401の姿。そこにイオナのメンタルモデルとしての形は無く、コアとなって群像のそばに寄り添うイオナ。
それを見て「まったくアンタって人は…。これじゃあたしの入り込むスキマなんて,どこにもないじゃない」とタカオがカプセルに身を寄せるタカオ。
タカオはここでイ401の再構成するために、自分の身(ナノマテリアル)を捧げます。BGMが静かに流れ海中へ降り注ぐナノマテリアル。
完全にここで涙腺崩壊でした。
そして水面に浮かび上がるイ401の姿。
イオナは群像の胸に手をあてて生きてることを確認して微かに微笑む。
挿入歌はそのままED曲に。
そして敵方(霧)のコンゴウはイ401の生存を確認すると「401を沈めるのはこの私だ」と。しかし「400」と「402」から「コンゴウ」が「アドミラリティコードから逸脱した」と判断し、旗艦からコンゴウを解任。「私は逸脱など!」と自分の味方でもあるマヤに話かけると・・マヤは笑顔で
「うん!大丈夫だよコンゴウ。コンゴウは何も心配せずにアドミラリティコードに従ってればいいんだよ」ザザッ…
「うん!大丈夫だよコンゴウ。コンゴウは何も心配せずにアドミラリティコードに従ってればいいんだよ」ザザッ…
コンゴウが解任されたと同時に単純なルーチンを繰り返すだけの監視ユニット化。
そして11話へ続く。。。。。。。
ネタバレというかネタあかしですが、11話でタカオ元気でした(笑
メンタルモデルの実像ではないのですが、パネルとして存在していました(笑)よかった!!
それにしても「カーニバルだよっ!」と楽しそうだったマヤが壊れたロボットのようになってしまったのは、コンゴウだけではなく、見ている側としても少しショックでしたね。
11話と12話は「コンゴウ」と「イオナ」の一騎打ちとなるまでのストーリーでした。
コンゴウはイオナに最終的にはメンタル的に?救われる形で終わる形でのアニメでした。
つながれば、、わかりあえれば、、おびえなくていい、、そうしたら友達になれる。
何かはわからないけれどコンゴウの心を満たしていく。
タカオもイオナからナノマテリアルの一部を返してもらいメンタルモデルと復帰。群像大好き復活です。
ハルナ・マキナ・キリクマ(キリシマ)・・・・は、このままでしょうか?キリクマはキリシマにもどれるのでしょうか(笑)個人的にはこのままヌイグルミ化でも良さそうですが、戦艦的にはマズイ・・ですよね(笑)
原作とはかなり異なるストーリーのようでしたが、12話と短いながらも、まとまっていた良アニメでした。映画で感動することはあっても、アニメで感動するとはなかなか出来ないと思っていたのが感動し、12話完走した自分にも感動しました。
また、アルペジオには至るところでCGが使われていました。日本のアニメのCGの可能性が拡がったような気がしました